リプレース・リプレイスとは「新しく交換する」「置き換える」などといった意味をもつ言葉であり、通販システムにおいてはそのシステム環境を新しいものに置き換えることを示します。ここではリプレースに関するさまざまな情報を解説します。
ここでは東通メディアが勤務先でシステムリプレイスを行った経験があるEC・通販企業のスタッフ100人に対して実施した、「システムリプレイス時の課題調査」のアンケート結果を紹介します。
リプレースを実施する前のシステムは3年~5年未満という水準が30%で最も多く、次いで5年~7年未満となっています。また、リプレースを実際に実施した際の通販・EC事業における売上としては1億円未満が21%と最も多くなっています。次いで1億円~5億円未満、5億円~10億円未満がいずれも14%と、10億円未満の規模でのリプレースがおよそ半分を占めている状況です。
リプレースを行った理由は42%が機能面となっており、インフラ面・費用面と続きます。ランニング費用が高かったり、集計や分析しづらい・カスタマイズに高い費用がかかるといったところが詳細な理由のようです。
システムのリプレース時に出て来る懸念としてはコストの増加や操作性、移行時のエラーと、現場担当者への浸透・システム稼働率などが挙げられています。リプレースをして「よかった」と感じる点は業務効率の改善や動作が軽くなった、手間・ミスの軽減がありますが、予定より時間がかかった・データ移行がうまくできなかった・顧客管理がしづらい・コストが想定より高くなったなど「悪くなった」と感じられる結果も出ています。
石井 岳|通販・EC事業者に聞いたシステムのリプレイスに関する課題調査まとめ(調査期間:2022年1月6〜8日)https://netshop.impress.co.jp/node/9448
一括移行方式はその名の通り、現在使用しているシステムから新しいシステムに、全機能を一気に切り替える方法をいいます。もっとも分かりやすいリプレース方法であり、問題や課題を一気に解決できますが、長時間のシステム停止が求められます。
現在使用しているシステムから部分的・段階的に新しいシステムへの切り替えを行うのが段階移行方式です。データ量が多い場合や長時間システムの停止ができない場合において採用される移行方式となっています。
現在のシステムと新しいシステムの両方を稼働させながら移行を行うのが並行移行方式であり、両システムの互換性が重要な場合において採用される方法です。同時に稼働させるためにも両システム間のデータ同期・連携が必要になります。
パイロット方式は一部門のシステムを新たなものに切替、運用確認後問題なければ全部門のシステムを切り替えるという方法です。これは一括移行方式と段階移行方式を組み合わせたような移行方法となっています。
リプレースを行うということは、現状に課題を抱えており改善を狙っているはずです。そのためしっかりと目的を定め、達成できる内容でリプレースが実行できるようしっかり比較・検討を行ってから導入するようにしましょう。
通販システムのリプレースは、現状の課題を解消し、業務効率や拡張性を高めるための重要な判断です。方法によってリスクや手間も異なるため、目的と現場の状況に応じた最適な移行方法の選定が欠かせません。
導入後の効果を最大化するためには、単に機能を比較するだけでなく、コストや運用体制、成長戦略も見据えたシステム選びが重要です。
当サイトでは、事業拡大や成長を考えて通販システムやECプラットフォームを探している方に向けて、タイプ別のおすすめ3選を紹介しています。
バックオフィスを強化したい、通販業務全体を効率化したいなど、目的に合ったシステムをぜひチェックしてみてください。
ECサイトの構築・リニューアルを検討する際、多くの方が迷うのが「どのプラットフォームを選ぶべきか」という点です。要件や目的に合わないシステムを選ぶと、運用負荷やコストが膨らむリスクも。こちらでは、目的別に3タイプに分けて、おすすめの通販システム・ECプラットフォームをご紹介しています。


