「カゴ落ち」とは、ユーザーがカートに商品を入れたものの、購入をせずにサイトから離脱してしまうことを指します。ECサイトを運営するにあたっては、せっかくの商機を逃してしまう現象ですから、原因をしっかりと掴み、対策をすることが大切です。そこで、本記事では、その対策方法を解説していきます。
前述の通りカゴ落ちとは、ユーザーが商品をカートに入れたものの購入せずに離脱することです。購入意思はあることは予想できますので、離脱原因を探り対策を講じることで売上増が期待できます。
株式会社イー・エージェンシーが2022年10月に発表した調査によると、国内ECサイトにおけるカゴ落ち率の平均は約64.7%とされています。(※調査対象:850サイト/期間:2021年4月~2022年9月)
これは、10人中およそ6〜7人がカートに商品を入れたにも関わらず、購入に至っていないことを意味します。たとえば、10,000円の商品を3人が購入すれば売上は30,000円ですが、もしカゴ落ち対策によって6人が購入するようになれば、売上は60,000円と2倍に増える可能性があります。
こうした背景から、カゴ落ち対策はEC事業者にとって売上を左右する重要施策となっています。
カゴ落ちを防ぐことにより、売上は上昇します。では、どのような対策を取ればカゴ落ちの比率を減らせるのでしょうか。以下に解説していきます。
ユーザーは初めてのECサイトの場合、送料や返品可能か不明、納期が曖昧などで不安を感じることがあります。この不安が解消されないと購入を避ける傾向もみられます。特に個人のECサイトでは信頼性に欠けると感じた場合、個人情報やカード情報の入力をためらい、購入を止めるケースもあります。サイト側の対策としては、ユーザーに対するこれらの不安を取り除く対策が必要です。
ECサイト内を巡っていると、カートに商品を入れたまま忘れて離脱してしまう人もいます。SNSの通知などで他サイトに移動してしまうこともあるでしょう。そのユーザーの購入意志が強くない場合、そのまま忘れてしまうことがあり、カゴ落ちにつながります。また、在庫確保や値段比較のためにとりあえずカートに入れる人も多くいます。こうしたユーザーには、カゴ落ち対策メールが有効です。「カゴに商品が入ったままです」という案内を送ることにより、ユーザーの再購入への意思を刺激できるでしょう。
サイト内の情報入力でエラーなどが出て購入を中止してしまうユーザーのためには、フォームの見直しや最適化が必要です。例えば電話番号や郵便番号に使用する数字形式(半角か全角かなど)を明示したり、エラー箇所に赤字で理由を表示するなどの工夫が求められます。また、商品購入フローが手間や時間を要する場合、ユーザーはストレスを感じ離脱することがあります。これらの対策には、登録情報の記憶機能や入力項目の削減、チャットボットによるサポートを利用し、ユーザーの手間を減らすことが重要です。
ユーザーは「画面の表示が遅い」「入力のレスポンスが悪い」などの問題がある場合、ストレスを感じて離脱することがあります。この場合、システムの最適化が必要です。具体的には画像の軽量化や表示サイズの調整で表示速度を改善し、ユーザーインターフェースも見直しましょう。特にクラッシュやエラーは購入意欲を削ぐため、決済フォームの最適化やサーバーの変更などでサイトの改善を行いましょう。
ご紹介してきたように、カゴ落ちは確保できていたはずの売上を失ってしまう現象です。対策としては送料や返品などユーザーの不安を取り除くこと、カゴ落ちメール、ユーザーの手間を減らすこと、決済フォームの最適化やサーバーの変更でのレスポンスの改善などが考えられます。対策を実施すれば、サイトの売上の改善につながることなので、ぜひ、検討してください。
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